【9月25日 AFP】米首都ワシントンの高齢者向け住宅で24日、火災発生から5日後に男性(74)が生存しているのが見つかった。ミュリエル・バウザー(Muriel Bowser)市長が明らかにした。男性は病院に搬送されたが命に別条はないもよう。

 先週の火災発生時に男性は自室に閉じ込められたとみられている。男性は24日、建物の所有者らが雇った調査チームによる構造安全性調査の物音を聞いて大声を上げ、発見された。

 消防当局によると、火災発生当時、消防隊員らが取り残された高齢者がいないか調べたが、住民らの避難で混乱する中、男性を見逃した可能性があるという。

 バウザー市長は、男性が取り残された経緯を調査するとともに、現場を再度徹底的に調べさせると述べた。(c)AFP