【9月25日 AFP】スペインサッカー選手会(AFE)は24日、同国1部リーグのレギュラーシーズンの試合を米国で開催する計画について、スペインサッカー連盟(RFEF)同様に反対の意思を示した。

 AFEは発表の中で、米マイアミで開催が計画されているジローナ(Girona FC)とFCバルセロナ(FC Barcelona)の試合について、リーグ側が質問に回答していないとコメント。「情報が足りない」ことを理由に開催に反対すると述べた。

 これに先立ちRFEFは21日、米国開催に反対する意思を正式に表明していたほか、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長も疑問視する考えを明かしていた。

 移動などによる選手の健康面のリスクを以前から懸念していたAFEが反対の意思を明確に示したのは、米国開催が世界的に視聴者数を増やすことにつながると主張しているリーグにとって新たな痛手となった。

 また、レアル・マドリード(Real Madrid)のフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長も23日、同クラブがリーグ戦を米国で行うことに反対する意思を表明しているが、当事者のバルセロナとジローナは、来年1月26日にマイアミで試合を行う案に賛成する姿勢を示している。(c)AFP