【9月28日 Xinhua News】中国福建省アモイ市初の農村電気自動車(EV)充電スタンドが先日、同市の同安区蓮花鎮軍営村で正式に運営を開始し、アモイのEV充電スタンドの農村への設立の第一歩を踏み出した。

 アモイ第二の高峰・状元尖のふもとにある軍営村の海抜は1千メートル以上。村の入り口の充電スタンドの木造の屋根の下に、10本の充電ポールが一列に並んでいる。4台の大型バスと6台の乗用車が同時に充電できる。

 軍営村の黄新捷(こう・しんしょう)主任助理によると、昨年に村を訪れた観光客は17万人で、今年は22万人が見込まれている。運用を始めた充電スタンドは山をのぼって村にやって来るEVの充電需要をしっかりと満たしている。

 国家電網アモイ給電公司の責任者によると、軍営村充電スタンドの充電ポールのトラブル対応能力を高めるため、同社は「国家電網福建電力鉄軍(アモイ特区)共産党員サービス責任区」を設置し、充電スタンドの運営管理に故障が生じた場合の「24時間対応、15分で受け付け、45分で現場到着、2時間で処理完了」を実現した。

 都市エネルギー消費のグリーン発展を推進する重要な一環となるアモイのEV充電施設の建設はますます加速しており、すでに建設した充電ポールは合計で2300本、市中心部から半径1.7キロのEV充電圏を形成し、都市部・農村部の公共交通と都市間高速道路をカバーする充電網を築いている。(c)Xinhua News/AFPBB News