【9月24日 AFP】男子テニス、サンクトペテルブルク・オープン(St. Petersburg Open 2018)は23日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)がマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)を6-3、6-1のストレートで下し、今季3度目のツアー優勝を飾った。

 全仏オープンテニス(French Open 2018)の準優勝者であるティエムは、2012年の同大会を制したクリザンにわずか1時間8分で快勝。4度目の対戦でクリザンから初勝利を収めたティエムにとっては、これが自身11個目のタイトルとなった。

 ティエムは「私にとって初のインドアでのタイトルだ。本当に素晴らしいよ」と話し、「終盤はやや疲れを感じたが、勝ち切れてとても満足している」「大会で優勝するのは、いつでも非常に大きな意味がある。毎年優勝できる人は限られているし、とても特別なことだ」と続けた。

 また「サンクトペテルブルクで、初めてインドア大会を優勝することができ幸せだ。インドアでの初タイトルを手にするには、これ以上ない場所だ」とコメントし、連覇を目指すために来年も出場することを約束した。

 試合は開始6ゲーム目まで互いにサービスキープを続けたが、第7ゲームで突如クリザンが集中力を乱すと、世界ランキング8位のティエムがそこから2度のブレークに成功して第1セットを35分でものにした。

 クリザンはこれまで勝ち進んだ全6度の決勝で優勝していたが、この日は第2セットでもサービスゲームを2度落とし、ティエムが初の室内タイトルを手にした。(c)AFP