【9月24日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは23日、第6節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は2-0でエバートン(Everton)を下した。チームを率いるウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、好セーブを披露して勝利への足掛かりをつくった守護神ペトル・チェフ(Petr Cech)を称賛している。

 本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で、アーセナルは前半にエバートンの攻勢にさらされたが、チェフがファインセーブを連発して無失点でしのいだ。

 するとチームは、後半にアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)とピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がゴールを記録。オーバメヤンの得点は明らかにオフサイドだったが旗は上がらず、幸運にも助けられたアーセナルはリーグ戦4連勝を達成した。

 エメリ監督にとっては、攻撃陣が好調であること以上に、今季初めて無失点で終えられたのがうれしいニュースとなった。

 アーセナルの正守護神争いでは、このオフに獲得したベルント・レノ(Bernd Leno)がヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)のボルスクラ・ポルタバ(Vorskla Poltava)戦に先発しており、チェフとしては絶好のタイミングで力を改めて証明した形となった。

 ヨーロッパリーグの試合でエメリ監督がチェフを外したことで、退団の兆候かという説も浮上したが、チームの主将を務める36歳は全盛期のようなプレーで健在ぶりを示している。

 エメリ監督は、「キーパー陣には満足している。ペトルには大きな経験があり、質も高い。非常に良いシーズンのスタートを切っている。われわれが望むプレーを見せているし、きょうは優れたGKであることを示した」と話した。

「チェフについて、さまざまな疑問が出ていることに驚いている。プレシーズンも、開幕からの数試合も、彼はこのチームで素晴らしいプレーを見せている」

 チェフ本人は「前半はエバートンに数多くのチャンスをつくられ、耐える展開が続いた」と話した。

「内容と無失点の両方がうれしい。きょうは忙しかったが、チームが崩れないようにするのが自分の仕事。ベテラン選手として、自分の役割をこなさなくてはならない」 (c)AFP