【9月24日 AFP】18-19フランス・リーグ1は23日、第6節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-1でレンヌ(Stade Rennes FC)に逆転勝利を収めた。

 PSGのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は普段よりも低いプレーメーカーのポジションでチームをけん引し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でのリバプール(Liverpool FC)戦の黒星を払拭(ふっしょく)した。

 11分、ホームのレンヌがCKからPSGのアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)のオウンゴールで思わぬリードを奪ったが、その後アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)、トマ・ムニエ(Thomas Meunier)、エリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)がそれぞれゴールを奪い、PSGが開幕からの連勝を6に伸ばした。

 今夏ウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督の後任に就いた45歳のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督についてネイマールは「うまくやってくれている。彼は若い監督で、彼のチームの築き方や指導法が気に入っている」と語り、指揮官を支持した。

「彼が選手との間で、適切にコミュニケーションしてくれていることをありがたく思っている。そして彼の貢献が、われわれが今シーズン大きなことを成し遂げる一助になることを願っている」

 PSGは敵地アンフィールド(Anfield)で行われたチャンピオンズリーグのリバプール戦に2-3で敗れ、中盤の補強をないがしろにし前線の選手の獲得に資金を費やしすぎていると批判されていた。

 この日はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が出場停止処分により欠場したため、ディ・マリアとユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)が先発出場を果たし、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の後ろでパスを供給する「10番」のポジションにネイマールが入った。

 試合終盤には、ピッチに侵入した少年がベンチに下がろうとするネイマールに涙を浮かべながら近づくと、ネイマールがこの少年をハグし自身が着ていたユニホームを手渡すというSNSで拡散されるであろう感動的な場面もあった。

 トゥヘル監督は「逆転するためにうまくやった」と話し、ネイマールではなく逆転弾を挙げたムニエについて以下のように言及した。

「彼はきょうも素晴らしかった。得点を決め、良いパスもいくつかあった。トップパフォーマンスだよ」 (c)AFP