【9月24日 AFP】バドミントン、中国オープン(VICTOR China Open 2018)は23日、各種目決勝が行われ、大会第3シードの桃田賢斗(Kento Momota)は21-23、19-21で世界ランキング13位のアンソニー・ギンチン(Anthony Sinisuka Ginting、インドネシア)に敗れ、男子シングルス優勝を逃した。

 接戦となった決勝は、先週のジャパン・オープン(Daihatsu Yonex Japan Open 2018)を制した桃田が序盤は先にリードを奪う展開となったが、我慢を続けたギンチンに21-21で並ばれると、最後はダイビングレシーブで拾った球をコート後方に決められた。

 先月に母国で行われた第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)でも桃田を破っているギンチンは、勢いをそのままに第2ゲームも奪い、桃田のミスで勝利が決まるとコートに倒れ込んで歓喜した。

 22歳のインドネシアの新鋭は、アジア大会でリオデジャネイロ五輪金メダリストのチェン龍(Long Chen、チェン・ロン、中国)を撃破しているほか、今大会でも決勝までにトップシードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)をはじめ、世界6位のチェン龍も再び倒しており、すでに大物食いの評判を手にしている。

 一方、女子ダブルス決勝では、第2シードの高橋礼華(Ayaka Takahashi)/松友美佐紀(Misaki Matsutomo)組が世界バドミントン選手権大会(2018 TOTAL BWF World Championships)覇者で第8シードの松本麻佑(Mayu Matsumoto)/永原和可那(Wakana Nagahara)組との日本勢対決を21-16、21-12で制している。(c)AFP