【9月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2018)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2018)は22日、米ジョージア州アトランタのイーストレークGC(East Lake Golf Club)で3日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が5アンダー「65」を記録し、2位と3打差の通算12アンダーで5年ぶりの優勝が懸かる最終日を迎えることになった。

 パー4の1番をバーディーでスタートしたウッズは、3番ホールから5連続バーディーを奪って一気に引き離した。見事なアイアンと安定したパッティングを披露した42歳の元王者は、4番では約6メートルのパットをねじ込んだほか、7番では172ヤードのアプローチショットをピンそば1.5メートルにつけるスーパーショットを放つなど、他を寄せ付けない圧巻のプレーを見せつけた。

 その後は9番と16番でボギーをたたき、さらにリードを広げることはできなかったウッズだが、「素晴らしいスタートが切れたし、何本か良いパットが入った。良い場所に置けていたことで、パットも攻めの姿勢で打てた。3番以外は全て上りだったのも良かった。自由に打って大丈夫だという感覚があったし、しっかりと入ってくれた」と語った。

 最終ラウンドを残し、ウッズと3打差の2位にはジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)とロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)の2人がつけている。ウッズは「単純計算で言うと、もし自分がイーブンのスコアで回れば、後ろの選手たちは最低でも『67』が必要となる」「それは自分にとって有利に働くよね。63とか64を出す必要がないわけだし、それが力になってくれればと思う。大きな違いだよ」と付け加えた。

 最後に優勝したのは、2013年8月に行われた世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2013)のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2013)までさかのぼるが、メジャー通算14勝のウッズは、最終日を首位で迎えた時は57大会中54大会で栄冠に輝いたという見事な実績を誇っている。

 同大会通算2勝のウッズの後ろには、4アンダー「66」を記録したマキロイと、前日首位でこの日は2アンダー「68」で回ったローズの2人が並んでいる。また、カイル・スタンリー(Kyle Stanley、米国)とジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)が6打差の4位タイで続いた。松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算1アンダーの16位につけている。(c)AFP/Bernie McGuire