【9月23日 AFP】男子テニス、モゼール・オープン(Moselle Open 2018)は22日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、4-6、5-7で予選勝者のマティアス・バッキンガー(Matthias Bachinger、ドイツ)に逆転負けを喫した。

 今月初めの全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で準決勝に進出した錦織は第1セットをあっさりと奪うと、そのまま勝利をものにするかと思われたが、続く2セットでは終盤にバッキンガーにブレークを許し、まさかの敗北を喫した。

 錦織は「良いプレーができたが、最後の2セットでは彼がテニスを変えてレベルを上げ、さらに良いプレーをしていた」「残りのシーズンについて考える前に、これから少し体を休める」と語った。

 一方、今大会前まで今シーズンはツアーレベルでわずか1勝しか挙げられていなかった世界ランキング166位のバッキンガーは、男子プロテニス協会(ATP)のウェブサイトで「キャリア最大の成功となった。ケイは本当に素晴らしい選手だから。昨日から少し疲れもあったし、彼も第1セットは非常に良いプレーをしていた」と話した。

 23日に行われる自身初の決勝では地元期待のジル・シモン(Gilles Simon、フランス)と顔を合わせる。33歳のシモンは同日、ラドゥ・アルボット(Radu Albot、モルドバ)に6-3、6-1で快勝して自身通算21度目の決勝へ駒を進めている。(c)AFP