【9月22日 AFP】ボクシング、WBCヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)と元同級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)との世界タイトルマッチが、12月1日に行われることが決まった。米メディアが21日、プロモーターのヘイモン・ボクシング(Haymon Boxing)のコメント文として報じた。

 両者が対戦する会場は現時点で決まっておらず、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)によると、ロサンゼルスのステープルズセンター(Staples Center)とニューヨーク市ブルックリン(Brooklyn)のバークレイズ・センター(Barclays Center)が候補に挙がっているという。

 ヘイモン・ボクシングは「WBCヘビー級世界王者のデオンテイ・ワイルダーは、12月1日にタイソン・フューリーとのタイトル防衛戦に臨む。無敗王者同士の大一番はペイ・パー・ビュー(PPV)で生中継される」と発表した。

「契約書へのサインは済んでいる。来月1日からは英ロンドンでプロモーションツアーが開始され、続いてニューヨーク市とロサンゼルスも訪れる」

 ワイルダーは40戦無敗39KOの戦績を誇り、最近のタイトル防衛戦では7戦連続でKO勝ちを収めている。一方、現在30歳のフューリーは、元IBF・WBA・IBO・WBOのヘビー級世界王者で27戦無敗を記録している。

 大口をたたくことで知られるフューリーは、今年初めにほぼ2年半ぶりにリングに復帰した直後から、ワイルダーとの決戦を視野に入れていた。先月には「賞金なしでもラスベガスに行って、ワイルダーと戦ってやる」、「2000万ポンド(約29億円)を積まれて負けるより、賞金なしでも勝つ方を選ぶ」と豪語していた。(c)AFP