【9月22日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2018)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2018)は21日、米ジョージア州アトランタのイーストレークGC(East Lake Golf Club)で2日目が行われ、メジャー通算14勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が通算7アンダーでジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)とともに首位タイの座を守り、5年ぶりのツアー優勝に一歩近づいた。

 世界ランク21位のウッズは、通算2度の優勝経験がある同大会2日目の最終ホールでバーディーを決めて「68」を記録すると、「きょうを最適な形で言い表すなら、ラウンドに苦しんだということ」、「きのうのような鋭さはなかったけれど、その場でよく粘ったし、ミスをしても大丈夫な方向に転がるようにしていた」とコメントした。

 一時はライバルに2打差をつけていたウッズは、16番でダブルボギーをたたいてスコアを落としたものの、17番をパーでしのぐと、18番では60センチのバーディーパットを沈めてローズとトップに並んだ。

 最後に優勝したのは、2013年世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2013)のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2013)までさかのぼるウッズは、今週末にはツアー通算80勝目を記録できるだろうという甘い考えは持っておらず、「まずは最終日までプレーしなければならない。それが自分の仕事だ」、「あと36ホール残っているから、その質問には日曜日(23日)に答えられるようにしたい」と話した。

 ウッズはまた、残りの2日間でロースコアを記録するには、重圧の中でも冷静さを保つことが重要だとして、「これまでのキャリアから、自分は我慢することがかなり得意だ」、「メジャー14勝の経験から、勝つにはひたすら我慢する必要がある」と語った。

 2016年にザ・ツアー選手権とフェデックス・カップを制しているロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、「68」でホールアウトして単独3位につけ、優勝争いに踏みとどまっている。

 一方、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)は2バーディー、7ボギーの出入りが激しい第2ラウンドとなり、初日の「71」に続いてこの日も「75」を記録。通算6オーバーの27位タイに後退し、フェデックス・カップのランキング1位でシーズンを終える目標が悪夢と化している。

 メジャー通算3勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は、2日目を「78」で終えて通算7オーバーの30位。松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算2アンダーとし、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland)、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)、トニー・フィナウ(Tony Finau)の米国勢やトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)とともに10位タイにつけている。(c)AFP