【9月22日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)は21日、同国1部リーグに対して、FCバルセロナ(FC Barcelona)とジローナ(Girona FC)の試合を米マイアミで行うという案について反対する旨を通達した。同連盟の関係者がAFPに明らかにした。

 同リーグがバルセロナとジローナによる一戦を米国で行うことについては、両クラブの会長による合意とは別にRFEFの許可が必要となっていた。

 RFEFは書簡で試合を認めない理由について、スペイン1部リーグと米国側の主催者との合意書を含めて「書類に不備がある」と説明。同リーグに所属する全クラブの承認が得られているかどうか定かではなく、事実上1クラブがホームゲームを1試合失うことになるため公平性が保てないと強調した。

 これに先立ち、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長とジローナのデルフィ・ヘリ(Delfi Geli)会長は先日、来年1月26日にマイアミのハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)で行われる試合の開催について、RFEFに承認を要求する同リーグの書類にサインしていた。

 RFEFのルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長がこれまで試合の開催に反対の声を上げているのに対し、スペインサッカー選手会(AFE)は選手に最終決定権があるという立場を維持している。(c)AFP