【9月21日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2018)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2018)は20日、米ジョージア州アトランタのイーストレークGC(East Lake Golf Club)で開幕し、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は最終ホールでイーグルを奪うなど5アンダーを記録し、同胞のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)とともに首位発進した。

 熱波に襲われたコンディションの中、ウッズはパー5の18番で第2打をグリーンに乗せると、9メートル近くのパットを見事に沈めて「65」でホールアウトした。前週のBMW選手権(BMW Championship 2018)では、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とともに初日トップの「62」を記録しており、これで2週連続で第1ラウンドの首位に立った。

 2007年と09年以来となるフェデックス・カップのトロフィー獲得を目指しているウッズは、いきなり最初のホールでボギーをたたいたものの、5番と6番で連続バーディーを奪ってスコアを挽回。12番に続いてダウンヒルの14番でもバーディーを記録し、18番のイーグルではギャラリーを大いに沸かせるなど、この日はわずかパット28本の好調ぶりだった。

 ウッズは試合後、「きょうは上出来だったけれど、スタートは思い通りにいかずボギーをたたいてしまった。5番と6番ではパットが好調でアンダーパーとなり、そこからショットの調子がかなり上がっって、良いパットも何本か打てた」とコメントした。

 世界ランク9位のファウラーは、5番と6番で連続バーディーを記録したものの、7番ではボギーをたたいて1打後退。8番で再びバーディーを奪うと、11番から18番でスコアを3ストローク伸ばした。

 一方、フェデックス・カップでトップに立つブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)は、1オーバー「71」の21位タイでホールアウト。前半だけで2つのボギーをたたくなど、同コースでのデビュー戦は忘れ去りたいものになった。

 松山英樹は2オーバー「72」を記録し、パトリック・リード(Patrick Reed)とケビン・ナ(Kevin Na)と並び25位タイにつけている。(c)AFP