【9月21日 AFP】ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は20日、2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)での指揮に集中するため、スーパーラグビー(Super Rugby)のサンウルブズ(Sunwolves)の指導から手を引くことを明かした。

 W杯日本大会開幕を1年後に控えて行われたイベントに出席したジョゼフHCは、昨季限りで兼任HCを辞すると明かした。

 しかしニュージーランド出身のジョセフHCは、サンウルブズと日本代表の親密な関係は今後も続くだろうと認めた。

 かつてオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)の一員だったジョセフ氏は、「私が来年サンウルブズを率いることはないが、新しいHCの任命には関わるつもりだ」と述べた。

「来年は9月にピークを持っていかなければならない。もちろん、スーパーラグビーが開幕する2月ではない」

「来季の序盤、サンウルブズの多くの選手がスーパーラグビーを欠場することになるかもしれないが、彼らはシーズンの少し後に出場し始める」

 ジョセフHCが退任を決めたことで、サンウルブズはスーパーラグビー参戦から4年目にして4人目のヘッドコーチを迎えることになる。

 サンウルブズは同リーグに加入後の2シーズンでわずか3勝しか挙げられておらず、ジョセフHCはそうした難しい状況の中同チームを率いていた。

 ジョセフHCは今季、サンウルブズに3勝をもたらすなどチームは改善の兆しをみせたが、最下位に終わった。

 W杯日本大会の開幕戦、日本対ロシアは来年9月20日に行われる。(c)AFP