【9月21日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は20日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で退場になったユベントス(Juventus)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に対する懲戒の手続きを開始し、裁定は27日に下されることになったと発表した。

 2-0で勝利した19日のバレンシア(Valencia CF)戦、ロナウドはジェイソン・ムリージョ(Jeison Murillo)と衝突すると29分に退場処分を受け、涙を浮かべながらピッチを後にした。

 ロナウドは信じられないといった様子でピッチに倒れ込むと、フラストレーションを抱えながら宙に向かって叫んだが、ユベントスはミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)が2本のPKを決め、ロナウドの退場を克服してみせた。

 ロナウドはこれまでのプロキャリアで11枚のレッドカードを受け退場になっているが、チャンピオンズリーグではこれが初めて。ロナウドはイタリア・トリノで行われる次節のBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)戦で出場停止になる予定となっている。

 その出場停止処分が延長されるかどうかは来週に判明するが、仮にその期間が長引くことになれば、ロナウドは古巣であるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との試合が行われるオールド・トラフォード(Old Trafford)に戻ることができなくなるかもしれない。

 ロナウドの加入によりユベントスでは1996年以来となる欧州制覇の期待が高まっており、同チームの株価は20日に1.8046ユーロ(約239円)という記録値をたたきだし、結局この日の終値は1.581ユーロ(約209円)となった。

 これは、ロナウドの獲得がうわさされ始めた6月下旬に記録した0.64ユーロ(約84円)と比較すると約3倍上昇している。(c)AFP