【9月20日 AFP】3日間の北朝鮮訪問を終えた韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は20日、ソウルで開かれた帰国後の記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との2度目となる首脳会談の早期開催を望んでいると明らかにした。

 金委員長とトランプ大統領は6月、歴史的な首脳会談に臨み、世界中から注目を浴びた。この会談で金氏は、朝鮮半島(Korean Peninsula)の非核化に向けた取り組みを約束したが、具体的な内容の合意には至っていなかった。

 以後米朝両政府は、非核化の約束の意味やその実現方法をめぐって対立を繰り返し、特にトランプ政権は北朝鮮の非核化を一貫して強調し続けてきた。

 交渉は行き詰まりを見せていたものの、金委員長は今回の文大統領の訪朝中に、ミサイル実験場の永久閉鎖に合意した。

 これについては懐疑的な見方を示す専門家らもいる一方、トランプ政権はこの動きを直ちに歓迎。マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は北朝鮮外相に対し、来週開催される国連総会(UN General Assembly)に合わせての会談を提案した。(c)AFP