【9月24日 CNS】中国・江西省(Jiangxi)楽平市(Leping)護里村(Huli)で、米から作る中国の発酵食品である「酒醸」の製造技術を持つ李八魁(Li Bakui)氏が麹の発酵具合を見ている。

 酒醸を作る上で、麹は最も重要なものと言われている。酒醸製造は無形文化遺産に指定されていて、伝承人である李氏の酒醸造所では、約200年受け継がれる方法で醸造している。

 麹には「海馬」「杜仲」「当帰」など45種類の生薬が入っている。それらをかき混ぜ、ひとつの塊にし、発酵させる。発酵させたものを室内で陰干してから、屋外で天日干しするという複雑な工程をへて作られる。

 李氏は、酒醸製造の四代目である。毎年、立秋後の2か月の間に全ての仕事を辞め、仲間と全力で麹の製造に取り組んでいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News