【9月23日 東方新報】中国では新学期シーズンが到来し、あるECプラットフォームのビッグデータによると、「間食用スナック」や「ヘルスケア」「研究教材」などが、新学期のネットショッピング商戦のホットな検索ワードになっている。

 学生の好みもそれぞれ違い、大学によっても注目するカテゴリーがみな異なるようだ。

 今年の入学期は、3分の2以上の大学生が8月中旬からインターネットで注文した商品を学校の宿舎などへ配達し、本人は手ぶらで学校に通学するという「空手到(Kongshoudao)」が、2000年以降に生まれた世代を指す「00後」学生たちの新しい生活スタイルになっている。

 淘宝(タオバオ、TaoBao)の発表した大学生消費データランキングによると、「理系男子」や「文系女子」など専攻や性別の違い、「北上広(北京・上海・広州3大都市の頭文字)」の学生の購買力には一定の違いがあるようだ。一人あたりの平均支出からみても、ネットショッピングには強い地域性がみられ、北京、上海市の学生一人あたりの平均消費能力は中国西部地区よりも高い。

 全国で学生一人あたりの平均支出が最も高かったのは、北京市にある芸術大学の中央音楽学院(Central Conservatory of Music)の学生で、支出額は一人当たり平均で1000元(約1万6000円)以上。芸大生の金遣いの荒さがうかがえる。