【9月20日 AFP】シリアの反体制派が支配する最後の拠点、北西部イドリブ(Idlib)県に対するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍の攻撃を回避する合意が17日に結ばれたことを受け、合意から48時間以内に約7000人の住民が避難先から自宅に戻った。在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が19日、明らかにした。

 イドリブでは今月に入り空爆が激しくなり、ロシアの支援を受けるアサド政権軍による総攻撃の脅威が迫る中、政権軍と反体制派支配地域の境界線である「接触ライン」に近い地域から、数万人の市民が避難していた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と、反体制派を支えるトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は17日の首脳会談で、接触ラインに沿って非武装地帯(DMZ)を創設することで合意した。(c)AFP