【9月19日 AFP】マレーシア警察は18日、酒を飲んだ後に中毒症状に陥ったとみられる男性15人が死亡し、33人が病院に搬送されたと発表した。犠牲者のほとんどは外国人労働者だという。

 地元警察トップのマズラン・マンソール(Mazlan Mansor)氏によると、被害は首都クアラルンプールに隣接するスランゴール(Selangor)州の複数の場所で発生。被害者は2種類のウイスキーと1種類のビールを摂取していた。

 国営ベルナマ(Bernama)通信によると、最初犠牲となった工場労働者は17日夜に死亡。現時点での最後の犠牲者は18日午後に亡くなった。

 マンソール氏によれば、7人目までの犠牲者の国籍は、マレーシアが1人、ネパールが4人、インドが1人、バングラデシュが1人。8人目以降の国籍は明らかにされなかったが、ほとんどが外国人労働者とみられている。

 マンソール氏は声明で「死因についての正式な確認は、まだされていない。しかし、捜査の初期段階で犠牲者全員が病院に搬送される前に、アルコールを摂取していたことが分かっている」と述べた。

 現地メディアの報道によると、警察は今回の事件を受けて、複数の店舗からさまざまな種類の酒を箱ごと押収したという。(c)AFP