【9月20日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は19日、グループF第1節が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)がホームでオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に1-2で敗れた。

 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、昨季の準々決勝リバプール(Liverpool FC)戦で退席処分となりベンチ入り禁止処分を受けていたため、アシスタントコーチのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)氏が代理指揮官を務めた。

 開幕前に優勝候補と目されたシティのだらしない前半の45分間を突いて、リヨンはマックスウェル・コルネ(Maxwel Cornet)とナビル・フェキル(Nabil Fekir)がそれぞれ得点し、グアルディオラ監督は不快な思いのままただ戦況を見守るしかなかった。

 シティは後半に立て直し、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)が1点を返したが、今シーズンの初黒星を免れることはできなかった。

 アルテタ氏は「チャンピオンズリーグの試合開始時点で争いの場にいることができなければ、どれだけ実力があろうとも手遅れになる」と振り返った。

 イングランド・プレミアリーグでの傑出した成績とは裏腹に、シティは現在チャンピオンズリーグで4連敗中となっている。

 アラブ首長国連邦(UAE)の投資グループが経営に参加してから10年が経過したが、同グループにとってシティの最大の目標はいまだチャンピオンズリーグでの初優勝に他ならない。

 しかしホームのエティハド・スタジアム(Etihad Stadium)では空席が目立ち、試合前にチャンピオンズリーグのアンセムが流れた際には今年もブーイングが起きた。

 そうした活気の欠けた雰囲気が、シティの前半をらしくないミスで満たされたものに変えた。

 アルテタ氏は「毎回スタジアムが満員になって、チームを応援したり熱狂的に支持したりする人がいるのがもちろん理想的なシナリオだ」と話した。

「それを言い訳に使いたくはない。なぜなら、これまでにもチャンピオンズリーグでは観客数がこれくらいだったことはあるし、勝利することができたからだ」

 グループFのもう一方のカードでは、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)と1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)が2-2で引き分けている。(c)AFP/Kieran CANNING