【9月19日 AFP】米国務省は、北朝鮮をめぐり今月27日に予定されている国連安全保障理事会(UN Security Council)の閣僚級会合で、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官が議長を務めると発表した。

 国連総会(UN General Assembly)に合わせて行われる安保理閣僚級会合では、ポンペオ氏が各国に北朝鮮への圧力を維持するよう要請することが予想される。

 米国務省のヘザー・ナウアート(Heather Nauert)報道官は18日の記者会見で「ポンペオ氏は、北朝鮮の完全に検証可能な非核化へ向けたわれわれの努力について安保理に最新報告を行うと同時に、現時点で科されている制裁を強化する必要性を改めて訴える機会と捉えている」と述べた。

 ポンペオ氏は国連での会合を含めて過去数か月間、北朝鮮に対する強硬姿勢を貫いており、6月にシンガポールで行われたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談後、国際社会は北朝鮮に対する態度を軟化していると警告している。

 17日には米国連大使がロシアに対し、北朝鮮への制裁措置を不正に回避していると指摘し、強い憤りを見せた。またトランプ大統領は最近の中国の態度についても疑問を呈している。

 一方、トランプ氏はこの安保理閣僚級会合の前日の26日に、主にイランの「不安定な活動」に焦点を当てた会合を主宰する予定となっている。(c)AFP