【9月23日 Xinhua News】中国湖南省張家界市にある天門山で15、16の両日、9カ国から来た14人のウイングスーツ・フライヤーが、スリリングな時速200キロを超えるスピードでの「人間的当て」に挑んだ。

 この人間的当て競技の的は山あいに設置され、高度は天門洞広場から地上わずか15メートル。的の最大直径は0.8メートルで、的の中心に命中すれば90ポイント獲得だが、中心は直径13センチの丸い点にすぎない。

 競技が始まると、14人の選手は順番に標高1400メートル以上の天門山玉壺(ぎょっこ)峰のガラスのジャンプ台から飛び立った。時速200キロ超の猛スピードで断崖絶壁すれすれに急降下、300メートル近くまで滑空したところで姿勢を調整し、超高速で水平に的めがけ突進した。ハイスピードビデオカメラも中国のウイングスーツ・フライヤー、張樹鵬(ちょう・じゅほう)さんが的を突き破る瞬間を記録している。

 競技中、天候の関係で、半分近くの選手は2度の挑戦いずれも的を外した。息をのむ激しい競技に、居合わせた観光客からは驚きの叫びが上がった。

 観光客

 実に勇敢でかっこよくて、すごいです。スリリングでどきどきしました。

 観光客

 テレビで見たらそれほどとは思わないでしょうけど、ここで見ると臨場感があるせいか、すごい迫力でした。(c)Xinhua News/AFPBB News