【9月19日 AFP】2026年冬季五輪の開催を目指しているイタリアオリンピック委員会(CONI)は18日、開催地の候補であったトリノ(Turin)が最終的な招致計画から漏れ、ミラノ(Milan)とコルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)の共催で立候補することになったと発表した。

 CONIの代表団は19日、スイス・ローザンヌ(Lausanne)にある国際オリンピック委員会(IOC)の本部を訪れる予定となっており、ミラノとコルティナダンペッツォでの共催による立候補を提案するとみられている。

 政府のジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)氏と会合したCONIのジョバンニ・マラゴ(Giovanni Malago)会長は、「希望の火はまだともっている」とコメントした。これに先立ってジョルジェッティ氏は、3都市による立候補の可能性は「なくなった」と議会で発言しており、今回の決定はそれに続くものとなった。

 イタリアは1956年にコルティナダンペッツォ、2006年にトリノでそれぞれ冬季五輪を開催しており、1960年にはローマで夏季五輪を行っている。また、同国は2020年と2024年の夏季五輪に向けた招致を目指していたが、いずれも撤退している。(c)AFP