【9月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、韓国との自由貿易協定(FTA)の見直し交渉が完了し、署名の準備が整ったことを明らかにした。

 トランプ氏は記者団に対し「韓国との貿易協定については十分な交渉が行われ、署名の準備が整った」と明言。その時期については、今月中に開催予定の国連総会(UN General Assembly)の場か、あるいはその直後になる可能性を示唆した。

 米韓両国の高官らは今年3月、2012年締結の米韓FTAの改定内容を公表。その条項には、米国製自動車の対韓輸出増、韓国製ピックアップトラックに課している関税の撤廃期限の延長、韓国製鉄鋼の対米輸入制限などが含まれている。

 トランプ氏は米韓FTAについて、他の貿易協定と同様、不公平で雇用破壊をもたらすものだと批判してきた。しかし18日には、同協定は「米国にとってひどい取り決めだったが、これで公平な取り決めになる」と評価した。(c)AFP