【9月18日 AFP】訪朝した韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は18日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長とともに、多数の市民の歓声を受けながら平壌市内をオープンカーで移動し、その後南北首脳会談に臨んだ。文大統領は今回の会談で、北朝鮮と米国の間で停滞をみせている非核化問題の打開を模索することになる。

 朝鮮労働党(Workers' Party)の本部で2時間にわたって行われた会談の冒頭、文大統領は金委員長に対し「私たちが背負うものの重さは痛いほど承知している」と話した。

 文大統領は続けて、「全世界が見守っており、世界中の人々に平和と繁栄の成果を示したいと思う」と述べた。

 文大統領を丁重にもてなした金委員長は、6月にシンガポールで行われた歴史的な米朝首脳会談において同大統領が仲介役を果たしたと称賛。「これが地域の安定につながった。さらなる進展を予想している」と述べた。(c)AFP/Park Chan-kyong