【9月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は18日、グループA第1節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はこの日に20歳の誕生日を迎えたクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)のラッキーなゴールにより、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)に1-0で勝利した。

 米国代表のプリシッチは85分、ブルージュのDFマテイ・ミトロビッチ(Matej Mitrovic)のクリアを足に当てたボールがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、思いがけない形でバースデーゴールを挙げた。

 幸運に恵まれたものの、ドルトムントはチャンピオンズリーグでの未勝利を10試合で止めた。キャプテンのマルコ・ロイス(Marco Reus)は「最後に勝ったのは僕たちだったが、改善の余地は大きい」と試合内容に不満を示した。

「もっと良いプレーをするためにハードワークし続けなければならない。現時点ではしたいようなプレーができていないが、チームは勝っているのでそれは受け入れたい」

 グループAのもう1試合では、敵地で先制を許したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)とアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の活躍により、ASモナコ(AS Monaco)に2-1で逆転勝利を収めた。

 モナコは18分、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)の突破によって生じたゴール前の混戦からサミュエル・グランサー(Samuel Grandsir)が先制点をマークした。

 しかしアトレティコは31分、グリーズマンの見事なワンタッチパスに抜け出したコスタが低い弾道のシュートをモナコのGKディエゴ・ベナリオ(Diego Benaglio)が守るゴールに突き刺して同点とした。

 そして前半アディショナルタイムにアトレティコは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の準々決勝でフランスに0-2で敗れて涙を流したウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネス(Jose Maria Gimenez)が、CKに頭で合わせて勝ち越した。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「チャンピオンズリーグのアウェーでの初戦で勝つのはいつも難しい。グリーズマンは試合ごとに成長している。彼は試合を決められる選手だ。大事な時間帯で良い仕事をしたし、コスタとのコンビも良かった」とコメントした。(c)AFP