【9月24日 AFP】男子テニス、モゼール・オープン(Moselle Open 2018)は23日、シングルス決勝が行われ、フランスのジル・シモン(Gilles Simon)が予選勝者のマティアス・バッキンガー(Matthias Bachinger、ドイツ)を7-6(7-2)、6-1で下し、キャリア通算14回目の優勝を飾った。

 世界ランキング39位のシモンは、準決勝でトップシードの錦織圭(Kei Nishikori)を破る番狂わせを起こした同166位のバッキンガーの前に立ちはだかった。

 これが自身通算21度目の決勝の舞台となったシモンは、流れが行ったり来たりした第1セットをタイブレークの末に制すと、バッキンガーはそれまでとは別人のように勢いを失い、33歳のベテランが第2セットを6-1で奪って勝利した。

 シモンは試合後「最高の一週間になった。タイトルを取るときは毎回これが最後かもしれないと思うが、またリストにもう一つ追加することができてうれしい」と語った。

 シモンにとっては、これが仏メッス(Metz)で開催される同大会で2010年、2013年に続き3度目のタイトル。同胞のジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)と並び、大会史上最多の優勝回数となっている。(c)AFP