【9月21日 新華社北京】中国北京市政府はこのほど、「青空防衛戦の勝利に向けた北京市3カ年行動計画」を正式に発表した。2020年までの大気の質の改善目標を、第13次5カ年規画(2016~20年)で目標と定めた「1立方メートルあたり56マイクログラム前後」を基礎にさらに引き上げ、市内各区の改善指標を明確に規定した。

 国務院は6月に発表した「青空防衛戦の勝利に向けた3カ年行動計画」で、北京市に対し大気の質の改善目標を第13次5カ年規画の目標を基礎にさらに引き上げることを求めていた。北京市が今回発表した計画では、2020年までに同市のPM2.5濃度を確実に減少させることを明確に定めている。PM2.5の発生元となる窒素酸化物(NOx)と揮発性有機化合物(VOC)の濃度を2015年比で30%以上、重度汚染日数の割合を25%以上それぞれ減少させる。

 計画では市内各区の改善指標も明確に示された。2020年までに▽懐柔、密雲、延慶各区は1立方メートルあたり46マイクログラム▽門頭溝、昌平両区は49マイクログラム▽東城、西城、朝陽、海淀、豊台、石景山、順義、房山、平谷各区は52マイクログラム▽通州、大興両区と北京経済技術開発区は55マイクログラム-を目安に抑制する。

 同市は次の段階として、ディーゼルトラック、粉じん、揮発性有機化合物対策の「三大攻略行動」を重点に据える。ディーゼルトラック対策では▽交通分野の汚染物質排出量を2020年までに2017年比で30%減少▽都心部と副都心部を走行する公共バス車輌をすべて電動化▽全市で新エネルギー車(NEV)台数40万台を達成‐を目指す。粉じん対策では、汚染の管理と抑制を精細化し、2020年までに降じん量を2017年比で30%減少させる。揮発性有機化合物対策では、汚染を科学的に処理し、さらに一般製造業と汚染企業1千社以上を2020年末までに退去させる。

 同市はまた、市内平野部の「脱石炭化」を今年末までに基本的に達成させる。2019年からは山間部で「石炭からクリーンエネルギーへの転換」を科学的に推進し、2020年までに市全体で良質エネルギーの割合を95%まで引き上げる。

 同市はさらに、緊急時の連携を強化し、秋・冬季の攻略行動を全力で展開する。中国生態環境部の統一的指揮の下で、京津冀(けいしんき、北京市、天津市、河北省)及びその周辺地域が汚染対策で連携を深め、秋・冬季攻略を実施し、大気重度汚染に共同で対処していく。(c)新華社/AFPBB News