【9月18日 Xinhua News】支付宝(アリペイ、Alipay)は今後3年間で10億元(1元=約16円)の科学技術イノベーション基金を投入して、支付宝のミニプログラム関連のエコシステム式(注1)起業家の激励、起業支援のために専門に充てる。

 これは支付宝ミニプログラム事業部の何勇明(か・ゆうめい)総経理が12日、螞蟻金服(アント・フィナンシャル 注2)公開日の支付宝ミニプログラム特別イベントで明らかにしたもの。科学技術イノベーション基金の他に、阿里雲(アリラウド)などの技術資源による支援の力を借り、クラウドによるワンストップサービスを通じて、支付宝のミニプログラム開発者のコストを下げる。

 支付宝のミニプログラムでは昨年9月にベータテスト(注3)を公開して以降、ツールソフト、小売り、生活サービス、観光・交通、公益、金融、教育、医療、行政事務の九大分類項目を公開しているという。

 現在までに、支付宝のミニプログラムプラットフォームでのミニプログラム数はすでに2万を超え、1日当たりのアクティブユーザー数はのべ1.2億人、ユーザー数は3億人に達している。

 (注1)イノベーションは企業が単独で行うことが困難であるため、様々な企業などが得意とする分野の技術、ノウハウ、知見を持ち寄って事業を発展させること。そのようなビジネスはビジネスエコシステムなどと言われている。

 (注2)中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)が提供するモバイルオンライン決済プラットフォーム「支付宝(Alipay(アリペイ)とも呼ばれる)」を運営している会社。

 (注3)製品の正式版をリリースする前にユーザーに試用してもらうサンプルソフトウエアで行うテスト。(c)Xinhua News/AFPBB News