【9月18日 AFP】ロシア国防省は18日、兵員14人が乗ったロシア軍の軍用機が17日夜に地中海上空で消息を絶ったと明らかにした。シリアに対してはイスラエルによるミサイル攻撃が行われていた。

 ロシアの報道機関が伝えた同省の声明によると、乗員の安否は不明。現在、機体の捜索が行われている。

 消息を絶ったのはロシア軍の偵察機Il-20。現地時間17日午後11時(日本時間18日午前5時)ごろレーダーから消え、シリア沖約35キロの地中海上で通信が途絶えた。同機はシリアのフメイミム(Hmeimim)にあるロシア空軍基地に戻るところだったという。

 国営アラブ・シリア通信(SANA)によると、シリアでは15日深夜に首都ダマスカスの空港にイスラエルのミサイル攻撃があった。国営ロシア通信(RIA)は当局筋の話として、ロケット攻撃に対してシリアの防空システムが迎撃したと伝えている。(c)AFP