【9月17日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2018)第10戦、ラリー・トルコ(Rally Turkey 2018)は16日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が総合優勝を果たして連勝を3に伸ばし、ドライバーズランキング2位に浮上した。

 2位にはヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)が入ってトヨタがワンツーフィニッシュを果たし、3位にはヒュンダイ(Hyundai)のヘイデン・パッドン(Hayden Paddon、ニュージーランド)が入った。

 総合首位に立つヒュンダイのティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)とフォード(Ford)の前年覇者セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)の2人は、3日目に共にリタイアを喫し、5ポイントの獲得にとどまった。

 ヌービルとオジェも最終日にレースに復帰したが、ラトバラに13秒差をつけてスタートしたタナックは、堅実なレースでラリー・ドイツ(ADAC Rally Deutschland 2018)、ラリー・フィンランド(Neste Rally Finland 2018)に続き3連勝を飾った。

 オジェを抜いてドライバーズランキングで2位に浮上したタナックは、首位ヌービルとの差を13ポイントとしている。5度王者に輝いている3位オジェとヌービルとの差は23ポイントのままとなっている。

 タナックは「チャンピオンシップは面白くなってきた。われわれは攻め続ける」とコメント。レースは残り3戦となっている。(c)AFP