【9月17日 AFP】18-19イタリア・セリエAは16日、第4節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は2点のリードを守れず本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)と2-2で引き分け、19日に敵地で行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)グループリーグ初戦を前に不安を残した。

 リーグ中断前の前節でACミラン(AC Milan)に敗れたローマは、ステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)とブライアン・クリスタンテ(Bryan Cristante)のゴールで前半を2-0で折り返した。

 しかし、第2節のアウェー戦ではフィオレンティーナ(Fiorentina)に1-6の大敗を喫したほか、不正会計によりイタリアサッカー連盟(FIGC)から勝ち点3を剥奪されたキエーボは、後半に巻き返しに成功。52分にヴァルテル・ビルサ(Valter Birsa)の得点で1点を返したキエーボは、終了7分前にマリウシュ・ステピンスキ(Mariusz Stepinski)のゴールで追いついて勝ち点1を獲得した。

 ローマのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督は、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し「われわれが支配していたゲームだった。試合を決めてしまうべきだった。レアル戦で同じことをしてはいけない」とコメントしている。

「こういった試合では4点決める必要がある。それができなかったことで、キエーボを仕留めきれなかった。レアル・マドリードに挑戦しにいく。この結果に動揺したとしても、頭を下げてはいけない」  

 4節を終えて勝ち点5の9位につけるローマは、すでに首位ユベントス(Juventus)に7ポイント差をつけられており、今節マルコ・パローロ(Marco Parolo)のゴールでエンポリ(Empoli)に1-0で勝利したライバルのラツィオ(SS Lazio)にも抜かれた。

 一方、開始4分にカリアリ(Cagliari Calcio)のジョアン・ペドロ(Joao Pedro)に先制点を許したミランは、55分にユベントスからローンで加入しているゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が移籍後初ゴールをマークして1-1の引き分けに持ち込んでいる。(c)AFP/Emmeline MOORE