【9月17日 AFP】女子ゴルフ、米国ツアーメジャー最終戦のエビアン選手権(The Evian Championship 2018)は16日、仏エビアンレバン(Evian-les-Bains)のエビアンリゾート・ゴルフクラブ(Evian Resort Golf Club)で最終日が行われ、米国のアンジェラ・スタンフォード(Angela Stanford)が3アンダー「68」を記録し、通算12アンダーでまさかの逆転優勝を飾った。

 スタンフォードはこの日、最終18番でバーディーを逃すと勝利の目はついえたかにみえたが、首位に立っていたエイミー・オルソン(Amy Olson、米国)が同ホールでダブルボギーをたたいたため優勝が舞い込んだ。

 優勝賞金57万7000ドル(約6400万円)を獲得したスタンフォードと1打差の2位タイにはオルソン、モー・マーティン(Mo Martin、米国)、キム・セイヨン(Sei Young Kim、韓国)、オースティン・アーンスト(Austin Ernst、米国)が入った。

 プロ18年目でメジャー初制覇を果たした40歳のスタンフォードは「何が起こっているのか全く分からない。でも本当にうれしい」と涙ながらに語った。 「油断しているときに大きな出来事は起きたりする。終わったと思っていたところに今回のことは起きた。最高にクール」

 一方、残り4ホールで4打のリードを持っていた26歳のオルソンは「18番の2打目でラフに入ってしまった。リカバリーは良かったが最初のパットで攻めすぎた。でもこれは今までの最高順位。ポジティブな要素もたくさんある」と気丈にコメントした。

 5年前にエビアン選手権がメジャー大会となってから最初に優勝した米国人選手となったスタンフォードは「エイミーのことは本当に残念に思う。18番のパットミスは期待していなかった。彼女は若いしチャンスはくる」と付け加えている。

 畑岡奈紗(Nasa Hataoka)は通算6アンダーの16位タイに終わっている。(c)AFP/Elspeth Burnside