【9月16日 AFP】ロシア軍は15日、現在行っている同国史上最大規模の軍事演習の一環として、日本海(Sea of Japan)沿岸で上陸作戦を想定した訓練を実施した。この訓練は、日本政府が同海沿岸部におけるロシア軍の増強を懸念するなかで行われた。

 今回の訓練は、ロシア東部で今月11日から17日までの予定で実施されている軍事演習「ボストーク18(Vostok-18)」の一部。同演習は兵士30万人近く、車両3万6000台、航空機1000機、軍艦80隻が参加して行われており、ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は、同国史上最大の演習だとしている。

 この一環としてロシア軍は15日、極東・沿海(Primorye)地方の半島に位置するクレルク(Klerk)軍事演習場で、海兵部隊が航空機と砲撃の支援を受けて上陸する内容の訓練を行った。

 ロシア軍のドミトリー・カバレンコ(Dmitry Kovalenko)少将は記者らに対し、「この訓練の特別な点は、太平洋艦隊(Pacific Fleet)の海兵、航空力、軍艦や、砲兵、工兵、他の特技兵らが参加することだ」と述べた。(c)AFP/Maxime POPOV