【9月15日 AFP】インド北部ハリヤナ(Haryana)州で、講義を終えて帰宅中の女子大生(19)が3人の男に拉致され、レイプされる事件が起きた。警察が14日、明らかにした。

 警察によると、この女子大生は停留所でバスを待っている際に拉致され、薬を飲まされてレイプされたとみられている。

 現地警察関係者によると、容疑者3人は女子大生と同じ村の出身で、顔見知りだという。

 大半を農村地帯が占めるハリヤナ州は保守的な土地柄とされ、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相率いる右派与党・人民党(BJP)が議会の多数派を占めている。

 女子大生の母親は14日、報道陣とのやり取りで、モディ首相が2015年にハリヤナ州で立ち上げた運動「娘を守れ、娘に教育を」に言及し、「わが国の首相は、娘を守れ、娘に教育をと言うが、どうすればそうすることができるのか?」と問いかけた。

 母親は「告訴を受理されるまで、たらい回しにされた」と明かし、「私たちの望みは、娘のために正義が果たされることだけだ」と訴えた。(c)AFP