【9月16日 AFP】18-19スペイン1部リーグは15日、第4節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に2-1で逆転勝利を収めた一方、レアル・マドリード(Real Madrid)はアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と1-1で引き分けた。

 開幕3連勝中のレアルは、32分にカウンターからイケル・ムニアイン(Iker Muniain)にゴールを決められて1点を追う展開となった。その後はビルバオの守護神ウナイ・シモン(Unai Simon)に決定機を阻まれ続けたレアルだったが、64分にギャレス・ベイル(Gareth Bale)のクロスにイスコ(Isco Alarcon)が合わせて同点とした。

 この結果、19日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のグループリーグ初戦でASローマ(AS Roma)を本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)に迎えるレアルは、勝ち点を1つしか伸ばせず、首位バルセロナに2ポイント差をつけられた。

 一方、敵地アノエタ・スタジアム(Anoeta Stadium)に乗り込んだバルセロナは、アリツ・エルストンド(Aritz Elustondo)に先制点を許した後も何度もピンチを迎えたが、ソシエダの決定力不足に助けられると、後半の3分間でルイス・スアレス(Luis Suarez)とウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が立て続けにゴールネットを揺らして逆転に成功した。

 スアレスは試合後「こういった試合がリーグ戦なんだ。長年この場所では勝てていなかったが、昨季も0-2から逆転に成功した。点を決められてからのリアクションが、このチームの姿を物語っている」とコメントしている。

 優勝候補の一角アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、ホームでSDエイバル(SD Eibar)と1-1で引き分けに終わり、首位バルセロナとの勝ち点差は7に開いた。

 87分にエイバルのセルジ・エンリク(Sergi Enrich)にゴールを決められて万事休すかと思われたアトレティコは、最後のプレーでボルハ・ガルセス(Borja Garces)が値千金の得点を決めて黒星を免れたが、本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)に歓声は鳴り響かなかった。

 2009年以降では最悪のスタートとなっているアトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「得点機をつくれていなかったのであれば不安になるが、相手にゴールを許した後もチームは諦めなかった。最後まで止まらなかったことで、何とかポイントを獲得できた」と話した。(c)AFP/Thomas ALLNUTT