【9月16日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは15日、第5節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とチェルシー(Chelsea)が開幕5連勝を飾った。また、連覇を狙うマンチェスター・シティ(Manchester City)も勝利し、トップを走る2チームとの勝ち点差2をキープしている。

 1990年以来のリーグ優勝を目指すリバプールは、終始トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を圧倒して2-1で勝利を収めた。昨季ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で1-4で敗れたリバプールは、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督就任後4度目のチャレンジで初めてアウェーでトッテナムを破った。

 第7節でチェルシー、第8節でシティとの対戦を控えるリバプールのクロップ監督は「完璧なシーズンなどない。5試合なのでまだ早いが、全勝している上に改善できているのは素晴らしいことだ。こういった進歩は好ましいね」と手応えを口にした。「進化しているということを、何度も繰り返し証明していかないといけない」

 マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督が率いるチェルシーは、エデン・アザール(Eden Hazard)のハットトリックなどでカーディフ・シティ(Cardiff City)を4-1で下し、得失点差でリバプールを上回り首位に立っている。

 今季からチェルシーを指揮するサッリ監督は、これまでイングランドでは勝利しか味わっていなかったが、この日は本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でスレイマン・バンバ(Souleymane Bamba)に先制点を許し、全勝に暗雲が垂れ込めた。

 しかし、夏の戦力補強に失敗したカーディフとのレベルの差を見せつけたチェルシーは、アザールが輝きを放って4点を奪った。サッリ監督は「アザールは欧州最高の選手の一人だと思っていた。だが今は考えが変わった。恐らく彼こそがベストだ」とコメントしている。

 シティはリロイ・ザネ(Leroy Sane)、ダビド・シルバ(David Silva)、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)の得点でフラム(Fulham)に3-0で快勝。開始2分にフェルナンジーニョ(Fernandinho)のクロスにザネが合わせて先制したシティは、シルバのリーグ通算50点目とスターリングの得点でホームで勝利した。

 昨季の年間最優秀若手選手に選出されたザネは、今季初めて先発で起用したジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の期待に応え、フラムを切り裂いた。グアルディオラ監督は昨季好調時のような姿を見せたザネについて「プレーしていない期間もリロイのクオリティーを疑問視したことはなかった。彼は22歳で、その年齢では時に調子のアップダウンがあるものだ。彼のパフォーマンスを喜んでいる。手放しで称賛したい」とコメントした。

 また、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はワトフォード(Watford FC)を、アーセナル(Arsenal)はニューカッスル(Newcastle United)をそれぞれ2-1で下し、ともに首位との勝ち点差6を維持している。(c)AFP/Kieran CANNING