【9月14日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)委員会は13日、グランドスラムの男女シングルスのシード数を半分にするという以前の決定を覆し、今後も現行の32を維持すると発表した。

 グランドスラムの管理組織である同委員会は昨年、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)、全仏オープンテニス(French Open)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)のシード数を、2019年から男女シングルスともに16に減らすことを打ち出していたが、来年も現行フォーマットを維持することになった。

 同委員会はコメント文を発表し、「この一年間におけるグランドスラムを分析し、選手をはじめ報道関係者など全有識者からのフィードバックをふまえ、グランドスラムではシード数を16に戻す確固たる理由がないという結論に至った」、「その結果、2019年のすべてのグランドスラムでは、シングルスのシード数をこれからも32にすることで合意した」と述べた。

 グランドスラムでは2001年にシード数が倍となる32に増えたが、優勝候補が大会終盤まで勝ち残るのを難しくするために数を減らす可能性が浮上していた。(c)AFP