【9月18日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団は11日、ロシアの政府系ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)とインターネットサービス大手メール・ドット・ルー、通信会社大手メガフォンと、ロシアと独立国家共同体各国のデジタル経済の発展を後押しする合弁会社を設立すると発表した。

 RDIFはロシアの政府系ファンド(SWF)で、世界の有名金融機関や戦略投資家(ストラテジックインベスター)と事業投資を行う。メール・ドット・ルーとメガフォンは同国の最先端インターネットサービス企業と大手総合通信企業。アリババ集団はこれら3社と共同で新たな合弁会社「アリエクスプレスロシア」を設立し、傘下の通信販売サイト、アリエクスプレスがロシアで展開中の事業などを手掛ける。

 アリババ集団のマイケル・エバンス総裁は、ロシアトップレベルのインターネット通販プラットフォームとの協力により、新会社はロシア小売業のバリューチェーンのデジタル化と構造転換を助け、消費者にシームレスで革新的なサービスを提供すると語り、ロシアの企業家と中小企業が本国市場で発展する上での重要なチャンスを提供し、グローバル市場への拡大を支援すると表明した。(c)Xinhua News/AFPBB News