【9月14日 CNS】中国・湖北省(Hubei)宜昌市(Yichang)猇亭区(Xiaoting)の長江(揚子江、Yangtze River)沿いにある興瑞第一火力発電所の煙突が9日、爆破、解体された。長江の緑を守る保護活動としての最初の「爆破作業」であり、宜昌市が実施する「長江大保護」を推進するための重要な一歩ともなる。

 宜昌市は、長江の中流から上流に至る結合部に位置し、三峡ダム生態環境障壁区、長江流域生態環境敏感区でもある。長江の自然保護のため、化学工業の整備やモデルチェンジを進めており、河川の周辺地域から化学工業企業の設備をなくすことを目標としている。

 2020年までに134社の化学工業企業の閉鎖や改善、移転、業態の転換を完成させることを掲げており、現時点ですでに25社が閉鎖している。(c)CNS/JCM/AFPBB News