【9月14日 AFP】スペイン反ドーピング機関(AEPSAD)は13日、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)で活躍したロシア代表FWデニス・チェリシェフ(Denis Cheryshev)から禁止薬物を使用していたという証拠が見つからなかったため、同選手に対して行っていた調査を終えたと発表した。

 この調査の発端となったのは、現在スペイン1部リーグのバレンシアでプレーするチェリシェフの父親であるドミトリ(Dmitri Cheryshev)氏が、昨年6月にロシアのニュースサイト「スポート・ウイークエンド(Sport Weekend)」に対して行ったインタビュー。同氏はその中で、チェリシェフが同リーグのビジャレアル(Villarreal CF)でプレーしていた際に成長ホルモンの注射を受けていたと明かしていた。

 27歳のチェリシェフは「不正行為があったという証拠が一切見つからなかったため、調査は行われたものの終了した」と書かれたAEPSADからの通達文をツイッター(Twitter)に投稿した。

 AEPSADのスポークスマンはAFPの取材に対し、この通達文を送ったのは事実だと認めた。

 この夏行われたW杯で5試合4得点と活躍しロシア代表の準々決勝進出に貢献したチェリシェフは、いかなる不正行為についても否定しており、ドミトリ氏もまた自身の発言が記者によってねじ曲げられたと述べていた。

 治療使用特例なく成長ホルモンを使用するとドーピングを行ったとみなされ、最長で4年間の出場停止処分を受ける可能性がある。

 チェリシェフは今年8月、ビジャレアルからのローン移籍でバレンシアに加入している。(c)AFP