【9月14日 AFP】サウジアラビアの格安航空会社(LCC)フライナス(Flynas)は、同社史上初めてサウジアラビア人女性の副操縦士と客室乗務員を採用する計画を発表した。

 サウジアラビアでは今年6月、ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が女性就労の拡大を目指すなか、長年禁止されていた女性の自動車運転を解禁したばかり。

 同国は女性の航空業界での就労を法律で禁止しているわけではないが、航空各社の客室乗務員はこれまで、フィリピンなど外国の女性が多く務めてきた。

 フライナスの広報担当者は13日、AFPに対し、過去24時間で1000人近いサウジアラビア人女性が副操縦士職に応募したと明らかにした。

 サウジアラビアは超保守的なイスラム国だが、広範囲に及ぶ自由化を推進しており、女性に対する規制の緩和を進めている。

 同じくサウジアラビアのLCC、フライアディール( Flyadeal)も数日前、サウジアラビア人女性を対象に客室乗務員の募集を開始している。(c)AFP