【9月13日 AFP】アフリカ南部のジンバブエでコレラが流行している。保健省によると、過去1週間で少なくとも21人が死亡し、罹患者は腸チフスとあわせると3000人余りに上っている。政府は12日までに首都ハラレに非常事態を宣言し、公衆の場での集会も禁止した。

 コレラの流行が最初に確認されたのはハラレ郊外のグレン・ビュー(Glen View)。死者のうち2人は同じ学校の生徒だという。

 警察当局は12日の声明で「非常事態宣言を受けてハラレの警察は公衆の場での集会を一切禁止する」と発表。国民に対して、感染の拡大を抑えるため警告に従って協力するよう呼び掛けた。

 最大野党・民主変革運動(MDC)は15日に集会を計画し、7月30日の選挙で不正により勝利を認められなかったと主張する同党のネルソン・チャミサ(Nelson Chamisa)議長が模擬大統領就任式を行うことになっていた。(c)AFP/Reagan MASHAVAVE