【9月12日 AFP】サッカー国際親善試合が11日、各地で行われ、米首都ワシントンでエルサルバドルと対戦したブラジルは、FWリシャルリソン(Richarlison de Andrade)の2得点などで5-0で大勝した。

 今年初め、5200万ドル(約58億円)の移籍金でイングランド・プレミアリーグのワトフォード(Watford FC)からエバートン(Everton)に移籍したリシャルリソンは、16分と50分にそれぞれ素晴らしいゴールを決め、チッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督からの信頼に応えた。

 リシャルリソンは先日行われた米国戦でA代表デビューを飾ったばかりであり、この日のエルサルバドル戦でスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するアルトゥール(Arthur Melo)と共に初めてフル出場を果たした。

 エルサルバドルはチャンスをつくるのが精一杯だった一方で、フル出場したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がけん引するブラジルは、熱狂的な米国のファンの前で傑出したパフォーマンスを披露した。

 ブラジルはW杯ロシア大会(2018 World Cup)の準々決勝でベルギーに敗れた失望感を抱えていたが、チッチ監督とコーチングスタッフはすでに前に進む準備ができており、チームは来年のコパ・アメリカ2019(2019 Copa America)に照準を合わせている。

 その他では、ニュージャージー州で行われたコロンビアとアルゼンチンの一戦はスコアレスドローに終わり、テネシー州にメキシコを迎えた米国はタイラー・アダムス(Tyler Adams)のゴールで1-0で勝利を収めている。(c)AFP