【9月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)は11日、2018年シーズン限りで元世界王者のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)がチームを離脱すると明らかにした。ライコネンは同日、2001年にF1デビューを果たしたザウバー(Sauber)への復帰が発表されている。

 フェラーリは「2018年シーズン終了とともに、キミ・ライコネンが現在の役割から退くことになった」とコメントし、「この数年間、キミはチームが成長するための大きな役割を果たすと同時に、チームプレーヤーとしても優秀だった。ドライバーとしてだけでなく、人間性も素晴らしかった」と述べた。

 フェラーリはまた、ザウバーで今季F1デビューを果たした20歳のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が、来季からセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)の相棒を務めると発表している。

 一方、2007年の世界王者ライコネンと2年契約を結んだことを明らかにしたザウバーは、「2019年シーズンからキミ・ライコネンがチームに加わることを発表できてうれしく思う」とコメントした。

 F1で通算287戦に出走している38歳のライコネンは、ここまで20勝を記録。2009年シーズン終了後にはF1の舞台を離れ、活躍の場を世界ラリー選手権(WRC)に移した。そして2012年にF1復帰を果たし、2014年からフェラーリの一員になった。(c)AFP