【9月12日 Xinhua News】中国の鉄道車両メーカー、中車長春軌道客車股份有限公司が研究開発した湖北省武漢市東湖で投入される予定の次世代型路面電車(LRT)「光谷量子号」の車両がこのほど、吉林省長春市で開かれた長春軌道交通展で初めて一般公開された。同列車は、独自の知的財産権を持つ架線なしで蓄電装置「キャパシタ」搭載の路面電車で、車両は炭素繊維複合材料でできている。

 躍動的な外観を持つ「光谷量子号」の設計時速は80キロ。同社の技術専門家によると、列車が採用しているキャパシタ蓄電技術は国内トップレベルで、2分間の充電で10キロの走行が可能。高強度と軽量化が特徴の炭素繊維複合材料の車両は、同種類のステンレス車両より約30%軽く、省エネで環境に優しいという。(c)Xinhua News/AFPBB News