【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)、男子シングルス準決勝のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)戦をけがで途中棄権したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、次週行われる国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2018)準決勝のフランス戦のメンバーから外れることになった。スペインテニス連盟(RFET)が8日に発表した。

 セルジ・ブルゲラ(Sergi Bruguera)監督は、発表に際して「ラファ・ナダルはリール(Lille)でのフランス戦には出場できない。7日に膝を負傷し、今回の準決勝ではプレーできなくなった。一刻も早い回復を願っているし、彼のチームに対するサポートに感謝する」とコメントした。

 ナダルの代役は、世界ランキング52位のアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)が務める。スペインと前回王者フランスの準決勝は今月14日から16日にかけて行われ、スペインは2012年以来となる決勝進出を目指している。

 ナダルは7日の全米オープン準決勝で、古傷である膝の腱(けん)を痛め、デルポトロに2セットを先行されたところで棄権を申し出た。

 ナダルは試合後「自分の状態は分かっている。膝に何が起きているかは把握しているし、できる限り早く良くなるためにすることも分かっている」「こういった瞬間はつらいものだが、一方で自分は前に進んでいくし、チャンスを手にし続けるためにトレーニングを続けていく」と話している。

 ナダルが今年のグランドスラムで途中棄権を強いられるのは2回目。全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)準々決勝のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)戦でも、5セット目に試合続行を断念していた。(c)AFP