【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4、6-2で第21シードの錦織圭(Kei Nishikori)を下し、決勝進出を悠々と決めた。

 2度の全米優勝を飾っているジョコビッチは、大会通算8度目、四大大会(グランドスラム)では通算23度目の決勝戦を迎える。

 ピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏に肩を並べる14回目のグランドスラム制覇を目指すジョコビッチは、順調な勝ち上がりを決めた。51本のアンフォーストエラーを重ねた錦織から17回のブレークポイントを手にしたジョコビッチは、そのうち4回をブレークにつなげた。これで錦織との通算戦績は17戦15勝となっている。

 ジョコビッチは、決勝で第3シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦する。デルポトロは同日行われたもう1試合の準決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の棄権により勝ち上がりを決めた。

 デルポトロとの戦績を14勝4敗としているジョコビッチは、全米オープンでは2度の直接対決で勝利を収めており、どちらもストレート勝ちを収めている。

 試合後のインタビューでジョコビッチは「グランドスラム決勝では、対戦したことは一度もない。選手としても、人としてもとても尊敬している。素晴らしい人間だ。これまでけがの問題を多く抱えていたが、大舞台に強い選手だ」とデルポトロについてコメントしている。(c)AFP