【9月7日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は6日、10億ドル(約1100億円)超を投じ、アジア初のデータセンターをシンガポールに建設すると発表した。熱帯気候に適応した仕様とし、他のデータセンター同様100%再生可能エネルギーで運営するという。

 トーマス・ファーロング(Thomas Furlong)データセンターインフラ担当副社長によると、都市国家シンガポールに新設されるデータセンターは2022年ごろから稼働する予定。サーバーを設置するだけでなく、同社のIT業務を集中管理することになるという。

 施設は敷地面積17万平方メートル、11階建てで、気温25度を下回ることがめったにない高温多湿な気候に対応可能な特別仕様となる。冷却装置は空冷式ではなく、湿度の高い環境でより効果的に作動する水冷式の最新型。また、施設の外壁には穴の開いた軽量素材を採用し、施設内の風通しを良くする計画だ。(c)AFP